■シミラン&スリン諸島、ヒンデン&ヒンムアンでのダイビングルール

★”何も触れない、何も持ち帰らない、見て感じて楽しみましょう!!”
私たちがダイブクルーズで訪れるシミラン&スリン諸島、ピピ島(諸島)、ヒンデン&ヒンムアンなどアンダマン海海域は、たくさんのサンゴ礁が広がる生命豊かな海です。ほぼ全てのダイビングポイントは国立海洋公園に指定されており、タイ政府により守られております。指定されたダイビングポイントではダイビングルールをしっかりと守りましょう!!
「何も触らない、何も持ち帰らない」が第一のダイビングルールになっております。特に写真撮影の時は、サンゴ礁へダメージを与えないよう配慮をお願いいたします。
タイ国立海洋公園の主なルール
- 海域での着底をはじめ、全てのものに触れること、持ち帰ることを禁止しております。
- 魚などへの餌付け行為、フィッシング(釣り)を禁止しております。
- 船上からのタバコのポイ捨て、ゴミの投棄を禁止しております。
- ダイビンググローブの着用をご遠慮いただいております。(プランクトンなどによる皮膚の保護の場合は、担当スタッフにご相談ください。)
- 一部のサンクリーム(日焼け止めクリーム)の使用は禁じられております。
- シャンプー、ボディソープなどは、サンゴ礁保護のため、なるべく「控えめでのご使用」をお願いいたしております。
■ダイブクルーズのダイビングスタイル
エントリー
ダイブクルーズ船ボート船尾にあたるダイブプラットホームから小型ボート(ディンギー)に乗り換えてのバックロールエントリーもしくは、ジャイアントストライドエントリーが、 基本のエントリーになります。
どのダイビングエントリースタイルも、まずは担当のダイブガイドがエントリーいたします。
その後に続いてのエントリーでお願いいたします。
エントリーに関しましては、その時の海況やコンディションによっても大きく変わってまいりますので、ダイビング前のブリーフィングでもしっかりとご確認くださいませ。
潜行
エントリーの後、水面で浮力の確保、ダイブガイドと共に行動してください。グループ全員で安全を確認後、潜行いたします。潜行のスタイルは大きく二つございます。
1、ダイブガイドに従っての自由潜行
※2、モーリングラインに沿って視標のある潜行
どちらの潜行スタイルも、ダイブガイドに従い、浮力、バディと共に圧平衡(耳抜き)をコントロールしてください。
※基本的にタイの国立海洋公園はダイブ用の係留ラインがほぼございません。基本は「1」のスタイルになります。
ダイブ時間と残圧管理
ダイブクルーズでの1ダイブのダイブ時間は、安全停止(水深5M3〜5分間)を含めて、最大50分、マルチレベルダイビングを推奨しております。またダイブコンピュータをお持ちの方(推奨)は、50分で減圧停止の必要のない減圧不要限界(ノンストップ)の時間を管理してください、ダイブコンピュータをお持ちでない方(レンタルもございます)は、常に担当のダイブガイドと同じ深度、もしくはそれよりも浅い深度を守ってください。
またエアの残圧管理に関しましては、担当のダイブガイドがある程度管理をお手伝いいたしますが、ダイブ予定時間50分の前に残圧が70BARになった場合は、必ずダイブガイドに知らせてください。エアの消費が早い方は、ダイビングツアーの前に担当のダイブガイドにお伝えください。
ダイビングツアー中
ダイビングツアー中は、常に担当のダイブガイド、ご自身のバディに気を配ってダイビングを楽しんでください。シミラン&スリン諸島、ヒンデン&ヒンムアンは外洋の流れが入り、たまに透明度が落ちる場合がございますので、その際は特にご注意ください。
また水中カメラをお持ちの方は、写真を撮る前に一度ご自身でダイブガイド、バディの位置をご確認ください。
ダイブクルーズでは最大深度、平均深度ともに深くなります、ご自身のダイブコンピュータに「ディープストップ」の機能がございましたら、設定を「ON」にしてください。担当のダイブガイドも「ディープストップ」を考慮したダイブスケジュールを行います。
万が一、ダイビングツアー中にダイブガイドとはぐれた場合は、水中でしっかりと深度を守りながら周りを1分間探してください。その際は、自分の限界の範囲内で決して無理に探し回らないようにお願いいたします。
ダイブガイドが見当たらない場合は、通常の浮上速度(18M/1分の速度より遅く)で、また水深5M付近で安全のためシグナルフロートを挙げてから、水面に浮上してください。(その際の安全停止は必要ございません)
安全停止(深度5Mで3〜5分間の停止)
ダイブガイドが安全停止のサインを提示したら、ゆっくりとダイブガイドに従い5Mまで浮上し、3〜5分間の停止をお願いいたします。その際はダイブガイドがシグナルフロートを挙げますので、ダイブガイドの周りで同じ深度(水深3Mより深く、6Mより浅く)を保ってください。
ダイブコンピュータをお持ちの方は、安全停止終了かどうかをダイブガイドがご確認いたしますので、ハンドシグナルでお伝えください。
※ダイブクルーズは最大深度、平均深度が深くなります。安全停止の時間もダイブ深度、ダイブ時間に合わせてダイブガイドがダイブスケジュール、安全停止の時間をコントロールさせていただきます。
浮上
グループ全員が浮上できる場合、ダイブガイドが浮上のサインを掲示します。浮上速度(ダイブコンピュータが指示する速度、10〜12M/1分の速度より遅く)を守り、水面の安全を確認しながらゆっくりとシグナルフロートから離れないように浮上してください。ダイビングポイントによっては、船の往来が激しいところもございますので十分に注意し、浮上は担当のダイブガイドより遅く、後に続くように浮上することを推奨いたします。
水面に浮上いたしましたら、浮力の確保後、ダイビングボートに向かって大きく”OK”サインをだし、ダイビングボートから小型ボート(ディンギー)が迎えに来ましたら、ボートから目を離さないようにしっかりと水面から顔を挙げてください。
コンディションによっては、マスク、レギュレータを装着してください。
エクジット
ダイブクルーズ船もしくは小型ボート(ディンギー)が迎えに来て寄せて来ますので、十分に注意をしトレール(カレント)ラインに捕まるか、ボート後方、もしくは横にあるはしごまで泳ぎます。その際に、プラットホームの下やはしごと船の間に十分に注意し入らないようにしてください。流れなどがある場合は、トレール(カレント)ラインをボートクルーが渡しますので、ロープに捕まってください。また他のダイバーがエクジットしている際は、決してはしごの下に行かないように注意してください。
はしごの手すり(可動部分は危険です、しっかりと手すりに捕まってください)にしっかりと捕まったら、まずはカメラなどをクルーに渡し、両手が使えるようにし、続いてフィンを脱いでクルーに渡してください。その他の器材は基本、装着したままプラットホームまではしごを上がってください。(コンディションによっては、エクジット前に水面で器材の脱着をお願いする場合もございます)
ダイブデッキに戻りましたら、クルーに渡したカメラやフィンをご確認いただき、器材はタンクラックにしっかりと固定してください。また、ご自身の器材はしっかりとまとめて管理し、次のダイビングに備えてください。
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